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座禅について

座禅とは、姿勢を正して座り、
精神を統一させることで
自分と向き合うという仏教の修行方法のことです。
その本来的な意義は、
「自分自身のこころを静かに見つめ直すこと」にあります。
歴史は非常に古く、
仏教の開祖であるお釈迦さまの
修行に始まると言われています。

座禅の効果

一つ目の座禅の効果は、姿勢を整えられることです。
特に座って仕事をすることの多い人は、
良くない姿勢で日常生活を送りがちなので、
一度座禅で調えるのもいいでしょう。

二つ目は、ゆったりと呼吸を調えて、
心の落ち着きにつながることです。
普段なかなかリラックスした時間を取れない人には、
座禅をすることで
心に良い変化が訪れるかもしれません。

三つ目の座禅の魅力は、
落ち着いた心で自分を見つめ直して、
不安や悩みがクリアになるということ。
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人間関係や仕事など、悩みを抱えている人も多いことでしょう。「悩みをどうすればいいかわからない」「自分はこのままでいいのだろうか」など、今の自分とゆっくり向き合いたい人に座禅はおすすめです。

基本的な座禅の仕方

1.座布団を二つに折ってお尻の下に充てる。

2.右の足を左の腿の上にのせる(半跏趺坐/はんかふざ)。

3.手は掌(てのひら)を上に向けて、右手を足の上におく。そしてその上に左手をのせる。

4.両手の親指の尖端が軽く触れるように組む(法界定印/ほっかいじょういん)。
※手の組み方はやりやすいもので構いません

5.顎(あご)を引き、頭が前後左右に傾かないようにする。
そして身体を前後左右に動かし、重点を安定させる。 姿勢を調え、次に呼吸を調える。

※呼吸の調え方
腹式呼吸を繰り返すことで呼吸を調えます。
深々と吸い込んだ息を吐き出す→徐々に静かな呼吸に調えていくようにしましょう。
深呼吸のようにお腹一杯吸い込む必要はありません。吐く息を静かにゆっくり、長々と出すことが大切です。

6.姿勢と呼吸が調ったら、心を調えます。

※心の調え方
最初は「息の回数」を数えます(「数息観/すそくかん」)。
一呼吸を一つとし、息を出すとき、ひとつ、ふたつ、みっつと心の中で静かに数え、十まで数えたらまた一つに戻って始めます。座禅をしていると雑念が涌いてきて、なかなか無心になることができません。「数息観」を続け、身体と呼吸、心を調える努力が大切です。

座禅の服装について

座禅をする時の服装は、トレーニングウェア等の動きやすいものを用意します。
飲食については、座禅に集中できる適度な量で事前に済ませておくといいでしょう。