秀心寺(ほずみでら)
秀心寺(ほずみでら)

禅宗について

本寺院「秀心(ほずみ)寺」は、禅の教えを伝える禅寺です。
禅宗とは、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗に代表される
座禅を用いた修行を行う仏教の宗派です。
全ての人には内面に”仏性”があり、それを再発見するためには
座禅の修行を行い、
仏教における真理を体験によって知るとされています。
2020年より世界的に流行するコロナ禍の中、
直接参拝に向かうことができない方々のために、
寺院もDX(デジタルトランスフォーメーション)化する必要があると感じ、
秀心寺を設立させていただきました。
なお、本寺院が提供するものはすべて無料・無償となります。

禅宗でさとりを求めるには、本来出家は必須とされています。
しかし本寺院は、社会構造の変化に合わせ、
出家せずとも在家として精神の安寧平穏を保ち、
心身を修練することを目標としております。

禅宗の始まりは、6世紀の前半に達磨大師が
インドより中国へ伝えて発展させたところにあります。
日本では鎌倉時代の初期に栄西の臨済宗、道元の曹洞宗、
江戸時代に隠元の黄檗宗がそれぞれ伝わり発展していきました。

禅宗の禅とは、心を集中する瞑想のことで、禅定や三昧とも言われます。
禅定は、八正道の1つでもあり、六度万行の1つでもありますから、
仏教ではとても大切なものです。
しかし、中国で、普通とは異なる方法で禅定を用いる禅宗が成立しました。
禅宗の教えは「教外別伝 不立文字」です。
文字を使わず、教えのほかに別に伝えます。
これを「以心伝心いしんでんしん」ともいいます。
禅宗を「仏心宗」ともいわれるのは、仏の心を、以心伝心で伝えるからです。

そのため、拠り所となる経典は定めません。
なぜ仏教といえるのかというと、お釈迦さまから
代々以心伝心でさとりが伝えられてきたからとされます。